ナスダックが提案した新ルール「ファスト・エントリー」は、大型IPO銘柄を上場からわずか15営業日でナスダック100指数へ迅速に組み入れる画期的な仕組みです。時価総額上位40位以内という条件を満たせば、従来の長い待機期間を免除されます。2026年に上場が噂されるスペースXなどの巨大企業を即座に指数へ反映させることで、市場の実態と指数の乖離を防ぎ、投資家へより正確な指標を提供することが期待されています。
米ナスダックは、大型の新規株式公開(IPO)銘柄を主要指数へ迅速に組み入れるための新ルール「ファスト・エントリー」を提案しました。
これまで大型銘柄の指数組み入れに時間がかかっていたことで生じていた、指数と市場実態との乖離を解消することが狙いです。
2026年に上場が期待されるスペースXやアンソロピックといった巨大企業の登場を控え、パッシブ投資による流動性の向上やスプレッドの縮小など、投資環境のエコシステム強化が期待されています。
※スペースXのアドバイザーは、すでにナスダックを含む指数算出事業者と早期組み入れについて協議を開始していると報じられています。
新ルールの提案内容に基づくと、IPO銘柄が指数に組み入れられる時期とその判明タイミングは以下の通りです。
| 段階 | タイミング・条件 |
|---|---|
| 事前通知(判明時期) | 組み入れ予定日の少なくとも5営業日前 |
| 指数組み入れの実行 | 上場後わずか15営業日 |
注記:この「5営業日前の通知」は、市場が指数連動型ファンド(ETFなど)の売買準備を整え、急激な価格変動を抑えるためのバッファーとして機能します。
現時点での提案では、この新ルールは主にナスダックの旗艦指数である「ナスダック100指数(Nasdaq-100 Index)」を対象としたものとして報じられています。
ナスダック100は「金融を除く時価総額上位100社」という性質上、スペースXのような巨大テック企業が上場した際、それが指数に含まれない期間が長いと、「指数の値動きが市場の実態を反映しなくなる」という問題が顕著に現れるためです。
補足:今後、ナスダックが運営する他のセクター別指数や中小型株指数にも同様のルールが広がる可能性はありますが、現在の焦点はあくまで市場への影響力が極めて大きい「ナスダック100」に置かれています。
ナスダックが今回提案したルールは、先行する他社の基準に近い内容となっています。以下に主要な指数とその早期組み入れ基準をまとめました。
| 指数算出事業者 | 主な対象指数 | 早期組み入れの主な基準・タイミング |
|---|---|---|
| MSCI | MSCI World / Emerging Markets | 時価総額が基準値(Interim Size-Segment Cutoff)を大きく上回る場合、上場直後に組み入れ検討。通常、上場から数日〜10営業日程度で反映されるケースがある。 |
| S&P Dow Jones | S&P 500 / S&P Total Market | S&P 500自体は通常「上場後1年間の待機」が必要だが、Total Market Indexなどの広範な指数では、時価総額が非常に大きい場合に数日で組み入れる「ファスト・トラック」が存在する。 |
| FTSE Russell | FTSE Global Equity Index Series | 時価総額が各地域の基準(しきい値)を超える場合、上場から5営業日目に組み入れ。四半期ごとの見直しを待たずに対応可能。 |
| Nasdaq (新提案) | Nasdaq-100 | 時価総額が指数の上位40位以内。上場から15営業日で組み入れ(5営業日前に通知)。 |
背景:2026年はAI関連企業などの大型上場が相次ぐと予測されており、指数算出事業者間での「いかに早く市場の実態を指数に反映させるか」という競争が激化しています。
ウォール街の一部では、スペースXがこの新ルール適用第1号となることを前提に、ナスダックがルール改正のスケジュールを調整しているのではないかという囁きが広がっています。
UAIIとはこのサイトは、一部のコンテンツに生成AIを使用しています。
投資は、自己判断でお願い致します。
情報が古かったり、間違っていることなどによる損害の責任は負いかねますので、ご了承ください。
Copyright (C) SUZ45. All Rights Reserved.