【金額買付か口数買付どっちがいい？】初心者の投資信託の素朴な疑問シリーズ

はじめに

【金額買付か口数買付どっちがいい？】初心者の投資信託の素朴な疑問シリーズについてまとめました。

目次

金額買付と口数買付

「金額買付」と「口数買付」のどちらが多いかは、投資の状況や投資信託を提供する金融機関による違いがありますが、一般的には最近は「金額買付」の方が広く利用されています。理由は以下の通りです。

1. 金額買付（定額買付）

金額買付は、指定した金額分だけ投資信託を購入する方法です。例えば「毎月1万円分買付」などのように一定の金額で購入するので、投資初心者や少額から積み立てをしたい人に適しています。

• 人気が高い理由: 少額から投資できるため、長期の積立投資やつみたてNISAのような非課税制度でよく使われます。特に、つみたてNISAや積立投資信託などでは金額指定での積立が主流です。
• ドルコスト平均法が自然に適用され、基準価格が高い時は少なく、低い時は多く口数を買うことになり、リスク分散がしやすいというメリットがあります。

2. 口数買付

口数買付は、指定した口数だけ投資信託を購入する方法です。具体的には、「1万口買付」などと指定して購入します。これは、ある程度の投資経験がある人や一度に大きな投資を行いたい人に使われることが多いです。

• 使用頻度: 口数を指定する買付方法は、株式などの売買に近い感覚で利用できるため、まとまった資金を持つ投資家が一度に多くの口数を購入したい場合に使われます。
• 購入タイミングや基準価格に応じて、厳密に口数を管理したい場合に適していますが、一般の積立投資にはあまり使われません。

まとめ

現在、金額買付の方が多く利用される傾向にあります。特に、つみたてNISAや少額投資をしたい人には金額買付が便利であり、毎月一定額を自動で積み立てる形式が主流です。一方で、口数買付は、個別の資産運用や一度に大きな投資を行いたい場合に使用されることが多いです。

どちらを選ぶかは、投資の目的やスタイルに応じて異なりますが、少額での長期積立を考える場合は金額買付が一般的です。

口数買付の注意点

口数買付を行う際の注意点はいくつかあります。口数買付は、指定した口数を購入するため、基準価格の変動に応じて必要な金額が変わるため、特に以下の点に注意が必要です。

1. 拘束金額の計算

口数買付の場合、購入する口数とその時点の基準価格に基づいて金額が決まります。ただし、基準価格は毎日変動するため、買付時に指定した口数に対してどれくらいの金額が必要か、厳密には事前に確定できません。

例:

• 購入口数: 10,000口
• 基準価格: 10,200円

この場合、購入金額は102,000円（10,000口 × 10.2円）になります。しかし、注文を出してから実際に約定するまでに基準価格が変動することがあるため、最終的な購入金額が変わることがあります。金融機関は注文時に予定される最大拘束金額を確保する必要があります。

2. 拘束金額の影響

口数買付では、基準価格の変動に備えて、金融機関が拘束する金額（資金の一時的なロック）が実際の購入額よりも多めに設定されることがあります。この拘束金額が足りないと注文が失効することがあるため、以下の点に注意が必要です。

• 口数買付では予想される購入額よりも少し多めの資金を準備することが必要です。実際の購入金額が予想より高くなる可能性があるからです。
• 金融機関によっては、購入額に対して何パーセントか余裕を持たせて拘束金額を設定することがあります。この拘束金額が大きすぎる場合、余剰資金が一時的に使えなくなるため、注意が必要です。

3. 基準価格の変動リスク

口数買付は、基準価格が変動するリスクがあるため、注文時の基準価格で正確に口数を購入できない可能性があります。

• 基準価格が上昇した場合、想定していた資金より多くの金額が必要になります。
• 逆に、基準価格が下落した場合、想定していたより少ない金額で購入でき、余剰資金が残ることがあります。

4. 注文タイミングと約定のズレ

口数買付は、注文時点では基準価格が確定していないため、注文時の価格で約定しない可能性がある点も注意です。投資信託の場合、通常、当日の基準価格は翌日に確定するため、注文した時点での価格が実際に反映されるまでに時間差があります。

• 注文タイミングによっては、基準価格の変動で購入金額が想定以上になることがあります。特に、マーケットが大きく動いている時には価格変動リスクが高まります。

5. 分配金の影響

口数買付の場合、分配金の支払いがあった場合には、基準価格が大きく変動することがあります。分配金落ち（分配金支払後に基準価格が下がること）が起こる場合、購入後すぐに基準価格が下がって見た目の損失になる可能性があるため、分配金支払日に注意が必要です。

まとめ

口数買付を行う際には、次の点に特に注意が必要です：

• 拘束金額の確保：基準価格が変動するため、予想以上の資金が拘束されることがあるので、余裕を持って資金を準備する。
• 基準価格の変動リスク：注文時と約定時の基準価格が異なる可能性があり、予想と違う金額での買付になることがある。
• 分配金落ちのタイミング：分配金が支払われると基準価格が下がることがあるため、購入タイミングに注意が必要。

これらを踏まえて、特に拘束金額やタイミングには注意して口数買付を行うことが重要です。

まとめ

基本的には、金額買付で良いと思います。

ただし、口数買い付けしかできない銘柄もありますので、全てとは言いません。

投資は、自己判断でお願い致します。

姉妹サイト

【2024年】これから上がるおすすめ投資信託銘柄ランキング 【これから上がる】テーマ別おすすめ投資信託銘柄と理由 【初心者がハマる】おすすめしない投資信託銘柄と理由 【初心者必見】株式より投資信託をおすすめする6つの理由 【毎日一問】株・投資信託の実用的な質問にAIが回答：役に立つ 【ニュース深掘り】日々のニュースで儲かる投資信託を指南 【ざっかん】投資信託とニュースに関する雑感・雑観 【ど基礎】経済ニュースの用語を初心者にも簡単にわかりやすく

AI使用

このサイトは、一部のコンテンツに生成AIを使用しています。

免責事項・著作権表示