【配当金・分配金の違いとは】初心者の投資信託の素朴な疑問シリーズについてまとめました。配当金は、株式などの投資信託で得られるもので、分配金の原資となったり、基準価格に再投資されます。分配金は、投資信託の定期的に支払われるものです。
投資信託の「配当金」と「分配金」は、どちらも投資家に対する支払いを指しますが、意味や目的において異なります。
どちらも投資の利益還元の形ですが、株式と投資信託という異なる投資手段に関連する点が異なります。
配当金が出る投資信託の例として、株式型投資信託やバランス型投資信託の中に、定期的に配当金を支払うものがあります。以下はその一例です：
例: 「ひふみプラス」
このファンドは、日本国内の株式に投資し、成長が期待できる企業の株式を選別して投資するファンドです。企業からの配当金を得ることができますが、分配金は再投資される方針の場合もあります。
例: 「楽天・全世界株式インデックス・ファンド（楽天VT）」
全世界の株式に幅広く分散投資するファンドです。投資先の企業から得られる配当金は、ファンドの成長に役立てられ、分配金として再投資されることもありますが、配当金の形で受け取ることもあります。
例: 「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」
株式と債券にバランスよく分散投資するファンドです。このタイプのファンドも、株式部分から配当金が得られることがありますが、再投資されることが一般的です。
例: 「iシェアーズ 米国高配当株 ETF (DVY)」
アメリカの高配当株を中心に投資するETFです。このようなファンドは定期的に配当金を支払うため、配当金目当ての投資家には人気があります。
配当金が出る投資信託でも、その配当金が再投資されるケースが多いです。再投資型の場合、分配金は受け取らず、そのままファンド内で運用に使われます。
配当金はファンドの運用方針や投資先の企業の業績に依存するため、必ずしも一定額が保証されるわけではありません。
配当金を目的に投資信託を選ぶ際には、各ファンドの分配方針やリスクも確認することが重要です。
分配金の多い投資信託銘柄には、以下のようなものがあります。
【運用方針】：フィデリティ・米国株式マザーファンド受益証券への投資を通じて、主として米国を中心に世界（日本を含みます。）の金融商品取引所に上場（これに準ずるものを含みます。）されている企業の株式に投資を行ない、投資信託財産の成長を図ることを目的として運用を行ないます。Eコース（為替ヘッジあり）とFコース（為替ヘッジなし）があります。
【信託報酬】：1.65％
【運用方針】：日本を含む世界各国（エマージング国を除く）の株式を主要投資対象とし、独自のバリュー・アプローチによりグローバル比較で見た割安銘柄に分散投資します。銘柄選択にあたっては、独自の財務分析、経営力、ビジネス評価等ファンダメンタルズ分析と株価の適正水準評価等に基づくボトムアップ・アプローチにより行います。為替ヘッジの有無と決算頻度の異なる6つのファンドからお選びいただけます。
【信託報酬】：1.903%
配当金の多い投資信託銘柄は、投資信託銘柄の検索で、「配当」と入力すると出てきます。「高配当」や「好配当」、「配当貴族」などがあります。
【運用方針】：日経平均株価採用銘柄の中から予想配当利回りの上位30銘柄に投資します。組入比率は流動性を勘案して銘柄ごとに決定します。原則として6・12月にリバランス（組入銘柄の入替えと組入比率の調整）を行います。
【信託報酬】：0.693%
【運用方針】：米国の株式を主要投資対象とし、S&P 500 配当貴族指数（配当込み・円換算ベース）の動きに連動する投資成果を目指して運用を行ないます。対円での為替ヘッジの有無により、2つのファンドからご選択いただけます。
【信託報酬】：0.55%以内
投資信託の配当金の額がいくらかは、はっきりとは分かりません。
目論見書の投資先企業を見て、判断するしかありません。
投資信託で定期的に出るお金は、ほとんどの場合「分配金」と言います。
投資先の企業の「配当金」は、多くの場合「再投資」に回されます。基準価格が上がるということですね。あるいは、分配金として得られることもあります。
分配金の金額は、毎回固定の銘柄もありますが、割とバラついている銘柄も多いです。また、「分配金」は、「0円」の場合も多いです。
分配金目当てで買うと、減額されたりして、痛い目に遭うこともあります。
低金利になると、配当金の多い銘柄の魅力が増します。
投資は、自己判断でお願い致します。
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